ドラッグストアと薬局のランキング 2022【売上 店舗数】
今や生活に欠かせない存在となってきたドラッグストアですが、マツキヨやウエルシア・ツルハ、大手の薬局の2022年の売上のランキングや店舗数はどうなっているのでしょうか?
こちらでは、 「ドラッグストア」と「薬局」の2022年の売上と店舗数のランキングを一覧でご案内していきますね。
【2022】ドラッグストアと薬局の売上のランキング!
2022 ドラッグストアのランキング|マツキヨやウエルシア・ツルハなどトップ10の売上 順位!
まずは、2022年の「ドラッグストア」の売上ランキングから見ていきましょう。
【2022年 「ドラッグストア」売上ランキング TOP10】
順位 | ドラッグストア | 売上高 (十億円) |
1位 | ウエルシア [ドラッグストア] | 1,026 |
2位 | ツルハ [ドラッグストア] | 916 |
3位 | コスモス薬品 [ドラッグストア] | 755 |
4位 | マツキヨ ココカラ [ドラッグストア] | 730 |
5位 | サンドラッグ [ドラッグストア] | 649 |
6位 | スギ [ドラッグストア] | 625 |
7位 | クリエイト [ドラッグストア] | 351 |
8位 | クスリのアオキ [ドラッグストア] | 328 |
9位 | カワチ薬品 [ドラッグストア] | 279 |
10位 | Genky DrugStores [ドラッグストア] | 155 |
日本の小売業 売上ランキングはこちらからご覧いただけますよ!
2022年のドラッグストア ランキング 1位はイオングループの「ウエルシア」で、ここ8年以上、連続して売上を増加し続けています。
ドラッグストアのランキング 2位の「ツルハ」は、30年以上もの間、前年よりも売上を落としたことがありませんでしたが、2022年の決算ではわずかに減少してしまいました。
ランキング 3位の「コスモス」は毎日安い(エブリデイ・ロー・プライス)戦略を貫いて、積極的な出店と共に急成長を続けています。
コスモスは 2022年の決算でも売上をアップさせていて、ランキング上位2社のドラッグストアよりも食品の売り上げが圧倒的に大きいのが特徴です。
「コスモス」は食品の売上構成比が57.9%にも達していて、医薬品の構成比が15.4%ということもあり、ここまでくるとドラッグストアと呼んでいいのかというレベルですね!
2022 薬局 ランキング|マツキヨやウエルシア・ツルハなどトップ10の売上 順位!
次に、2022年の「(調剤)薬局」の売上のランキングもチェックしていきましょう。
【2022年「薬局」売上ランキング TOP10】
順位 | 薬局 | 売上高 (十億円) |
1位 | アイン [調剤薬局] | 316 |
2位 | 日本調剤 [調剤薬局] | 299 |
3位 | クオール [調剤薬局] | 166 |
参考 | メディカルシステムネットワーク [薬局ネットワーク] | 101 |
4位 | 東邦 HD [医薬品卸・調剤薬局] | 92 |
5位 | ファーマライズ HD [調剤薬局・ドラッグストア・コンビニ] | 52 |
6位 | トーカイ [生活サービス・調剤薬局] | 47 |
7位 | シップヘルスケア [医療機器販売・医療プロデュース・調剤薬局] | 29 |
8位 | メディカル一光 [調剤薬局・介護・医薬品卸] | 23 |
9位 | ファルコ HD [臨床検査・調剤薬局] | 16 |
10位 | ソフィア HD [調剤薬局・通信・ネット] | 7 |
(調剤)薬局の全体の流れとしては、業務提携や買収が頻繁に行われて行っている状況です。
「薬局」の売上 ランキング 1位の「アイン」は、2022年2月に「いつでもアイン薬局」というアプリの提供を始めて、オンラインで薬剤師への相談や薬の指導を受けられるようになりました。
アインでは電子処方箋に対しても着実に対応を進めており、さらに、セブン&アイとの提携強化を強め、セブンイレブンに設置の宅配便ロッカー「PUDOステーション」での処方薬の引き渡しも始めています。
また、調剤薬局とは別に、コスメとヘルスケア商品で女性を対象とした「アインズ&トルペ」といったドラッグストアの展開も拡大中です。
(調剤)薬局のランキング 2位の「日本調剤」も、2022年3月に1日に「NiCOMS」というサービスを開始し、オンラインで薬剤師とのコミュニケーションをとれる仕組みができあがっています。
リフィル処方箋や電子処方箋の対応も積極的で、使いやすさを重点に開発や改良が加えられていく予定です。
ドラッグストアと薬局の店舗数 ランキング【2022】
ドラッグストアの店舗数 ランキング【2022】
ここから、2022年の「ドラッグストア」の店舗数のランキングを見ていきますね。
【2022年 「ドラッグストア」店舗数ランキング TOP10】
店舗数 順位 | 売上 順位 | ドラッグストア | 2021 | 2022 |
1位 | 4位 | マツキヨ ココカラ [ドラッグストア] | グループ計 マツキヨ ココカラ | グループ計 マツキヨ ココカラ |
2位 | 2位 | ツルハ [ドラッグストア] | グループ計 2,420店 | グループ計 2,522店 |
3位 | 1位 | ウエルシア [ドラッグストア] | グループ計 ウエルシア 単独(国内) 1,899店 | グループ計 ウエルシア 単独(国内) 2,023店 |
4位 | 6位 | スギ [ドラッグストア] | グループ計 1,391店 | グループ計 1,483店 |
5位 | 5位 | サンドラッグ [ドラッグストア] | グループ計 1,216店 | グループ計 1,281店 |
6位 | 3位 | コスモス薬品 [ドラッグストア] | 1,130 | 1,244 |
7位 | 8位 | クスリのアオキ [ドラッグストア] | グループ計 ドラッグストア 調剤専門 | グループ計 ドラッグストア 調剤専門 |
8位 | 7位 | クリエイト [ドラッグストア] | グループ計 ドラッグストア 調剤専門 | グループ計 ドラッグストア 調剤専門 |
9位 | 10位 | Genky DrugStores [ドラッグストア] | 343 | 386 |
10位 | 9位 | カワチ薬品 [ドラッグストア] | 347 | 355 |
2022年のドラッグストアの店舗数のランキング 1位は、売上順位で4位の「マツキヨ ココカラ」です。
「マツキヨ ココカラ」は、2021年10月にマツモトキヨシ ホールディングスとココカラファインが経営統合したことで新たに誕生しましたが、2社それぞれが1,500店以上であったことから、3,300店以上の店舗数となり、2022年のランキングでダントツの1位となりました。
ドラッグストアの店舗数でランキング 2位は、売上の順位と同じく「ツルハ」となっています。
しかし、ランキング3位のウエルシア グループが、2021年12月に、広島県福山市に本部を置き 四国や岡山・姫路にも出店している「スーパードラッグ ひまわり」の132店を子会社化したことから、店舗数を大きく伸ばして接戦となっている状況です。
売上ランキング 3位の「コスモス」はドラッグストアの店舗数の順位では意外なことに6位となっていて、1店舗当たりの売り上げが大きいことがわかりますね!
2022 薬局の店舗数 ランキング!
「(調剤)薬局」の2022年の店舗数のランキングも確認していきましょう。
【2022年「薬局」店舗数ランキング TOP10】
店舗数 順位 | 売上 順位 | 薬局 | 2021 | 2022 |
1位 | 1位 | アイン [調剤薬局] | 1,065 | 1,099 |
2位 | 3位 | クオール [調剤薬局] | 811 | 834 |
3位 | 2位 | 日本調剤 [調剤薬局] | 670 | 697 |
4位 | 4位 | 東邦 HD [医薬品卸・調剤薬局] | – | 543 |
参考 | – | メディカルシステムネットワーク [薬局ネットワーク] | – | 425 加盟店 |
5位 | 5位 | ファーマライズ HD [調剤薬局] | 298 | 301 |
6位 | 6位 | トーカイ [生活サービス・調剤薬局] | 138 | 145 |
7位 | 7位 | シップヘルスケア [医療機器販売・医療プロデュース・調剤薬局] | – | 119 |
8位 | 9位 | ファルコ HD [臨床検査・調剤薬局] | 105 | 109 |
9位 | 8位 | メディカル一光 [調剤薬局・介護・医薬品卸] | – | 93 |
10位 | 10位 | ソフィア HD [調剤薬局・通信・ネット] | 56 | 56 |
「薬局」の店舗数ランキング 1位の「アイン」は、買収や提携をどんどん進めており、2022年5月には調剤薬局「ファーマシィ」を子会社として、2023年の決算では店舗が1,200店以上となる見込みです。
「薬局」の店舗数 ランキング 2位の「クオール」は、門前や病院内以外に、異業種との新業態を展開していっていて、2022年3月末にローソンとの提携店が36店で、 ビックカメラの中の店が5店、駅ナカ店舗が2店と拡大してきています。